我が国の国土はその3分の2が森林で覆われており、森林は現在においても、国民生活の安全・安心の実現に不可欠な「緑の社会資本」として様々な恩恵をもたらしています。
また近年では、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を吸収・貯蔵する働きや、多種多様な動植物の生息・生育の場として生物多様性を保全する働きに対する期待が高まるとともに、人々のストレスを和らげる森林の癒し効果も注目を集めています。
森林のうち、約1,000万haは戦後を中心として造林されたスギ・ヒノキ等の人工林で、造林・保育による資源の造成期から間伐や主伐による資源の利用期に移行する育成段階にあり、資源の循環利用を通じて持続的な森林経営を確立していくことが必要となっています。
特定非営利活動法人小田川流域活性化支援センターは、愛媛県喜多郡内子町の商業者、工業者、観光業者、農業者、林業者といった地域主要産業の経営者及び従事者が中心となって、行政、経済団体、地域金融機関、並びに、町民が有機的かつ濃密に連携して、流域内の関係者の合意形成を図りながら、効率的な間伐の実施や地域の特性を活かした森林整備等を推進し内子町の活性化に寄与することを目的として平成22年9月に内子町、10月に法務局から認可されたNPO法人です。