■経営は、企業だけが行うものではない。NPOや地域にも経営は必要。その切り口として情報に興味を持っている。
本日は「ネットを使った村おこし」をテーマに(1)事例紹介、(2)ADSLの技術的な話を行う。最後に質疑応答
(1)事例紹介
@ネット販売
徳島県上勝町の「いろどり」を例にネット販売で料理を彩る「つまもの」をネット販売
でいかにして成功に結びついたのかを説明し、情報の仕組みがポイントとなった事を紹介した。
【霧の森大福(四国中央市)】
この例では、NHK番組「視点論点」での東京大学の西垣通先生の話を参考に情報発信のポイントについて解析をした。
【PAO(今治のパン屋)】
地元県内のパン屋さんを例に、ネットで販売をする時の消費者意識を考えた販売で成功した事を掲げた。
Aコンテンツ・ビジネス
ネット販売は実物を売り、コンテンツ・ビジネスはサービスを売るという点で分けている。
ネット販売からコンテンツ・ビジネスへ移ってきている。
■内海であれば、国道のすぐそばから、サンゴ礁が見える。
水中カメラでその映像を流すだけでも魅力のコンテンツになるのではないか。
B生活支援
松山市は20億かけて市内中心部に5Gのブロードバンド環状線を作って始めた、そこに「シングルマザー支援」
デジタル内職とも言えるマップの更新などが出来た。
ブロードバンドがあれば、医療分野において周辺地域の医者不足を支援する、技術的に遠隔診察、医療データー
の交換や可能性分野は広い。
行政の取組みとしては遠隔教育や福祉を行っていたり、NPOが高齢者にパソコンの使い方を学んでいる、オース
トラリアで10万人しかいないアボリジニが大陸中央の砂漠で暮らしているが、銀行などへ出かけるのが困難な
場合もパソコンから処理出来るようになる。
(2)ADSLについて
ADSLのAはAsymmetric(非対称)という意味である。下りが早く、上りが遅い。どこを中心にといえば東京(たくさんの
サーバーが集まっている)を中心に。これだとダウンロードする分には問題ないかもしれないが、アップロードするのに
圧倒的に不利になる。例えば、今日(スカイプ)くらいの解像度であれば、話はできても顔色までは見えないので診察
などは困難である。